骨粗鬆症外来
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症は、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。
骨は、骨を溶かす「骨吸収」と新しい骨を作る「骨形成」を常に繰り返し、骨を健康的に保っています。
骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨吸収の方が上回ってしまうと骨がもろくなり、骨折しやすくなってしまいます。

骨粗しょう症の原因
もともとの骨密度や食生活の偏り、運動不足、日光に当たる時間が短い、喫煙など、さまざまな要因が絡み合って発症します。
骨粗しょう症の患者さんは60代ごろから増えてきますが、男性よりも女性の患者さんの方が約3倍ほど多く、女性の方が発症しやすいことが知られています。
女性ホルモン「エストロゲン」には骨吸収を緩やかにする作用がありますが、閉経によってエストロゲンは減少するため骨吸収が進み、女性は閉経後10年ほどで急激に骨密度が低下してしまうのです。

骨粗しょう症と健康寿命
骨粗しょう症そのものは命を脅かす病気ではありませんが、骨粗しょう症による骨折は日常生活が不自由になったり、寝たきりになることに繋がり、健康寿命を著しく低下させる可能性があります。
しかし骨粗しょう症は症状に乏しく、骨折して初めて気づく方も多くいます。
骨の健康を保つためにも、定期的な検査をして自分の骨の状態を把握しましょう。
当院では、半年に1回の骨密度測定と血液検査を推奨しています。
骨折を予防し、元気に過ごせる時間が長くなるよう、骨粗しょう症の治療をお行っていきましょう。
骨折歴がある方はもちろん、女性は60歳、男性は70歳を目安に是非ご相談ください。
骨粗しょう症の検査
「脊椎の圧迫骨折をみとめる」、「脊椎の骨密度が70%未満」のいずれかに該当する場合に、骨粗しょう症と診断されます。
当院では
・骨密度測定
・レントゲン撮影
・血液検査(骨代謝マーカー、カルシウムなど)
などの方法で検査を行います。
骨粗しょう症の治療
治療もさまざまですが、年齢・性別・骨折の有無・骨密度を考慮して治療を行います。
食事療法
丈夫な骨を作るには、カルシウムとカルシウムの吸収を促すビタミンDをあわせてとることが大切です。
バランスの良い食事を基本に意識して摂取しましょう。

運動療法
骨にカルシウムを蓄えるには「体重をかけること」が重要です。
日常生活の中で階段昇降や30分程度のウォーキングを取り入れ、運動量を増やしましょう。

薬物療法(内服、注射)
患者様の生活やご希望をお伺いした上で、医師が適したお薬を処方します。
お薬や注射に抵抗のある方も、副作用の少ないカルシウムやビタミンから内服を開始できます。
継続した骨粗しょう症薬の服用が大切です。
内服薬(1日1回/週1回/月1回)
- カルシウムの補充
- L-アスパラギン酸Ca錠
- カルシウムの吸収促進
- エディロール
- 骨破壊を抑制
- アレンドロン酸、リセドロン酸、ミノドロン酸
- 女性ホルモン受容体に作用
- ラロキシフェン ※飲みにくい場合はゼリーもあります
注射薬(週1回/月1回/半年に1回)
- 骨形成を促進
- テリボン、フォルテオ、イベニティ
- 骨破壊を抑制
- ボンビバ、エルカトニン、プラリア、リクラスト
※どの薬も、一般的な副作用(発疹、胃痛・胸焼け等の胃腸症状、口内炎等)が起こる可能性があります。
何か異常を感じたら、かかりつけの医師などにご相談ください。
