野球肘とは、主に野球などの投球を伴うスポーツで起こる肩や肘の負傷です。
野球肘は怪我の名前ではなく、肘関節に生じる疼痛性障害の総称で、その中には肘関節の多くの病変を含みます。
野球肘は子供だけでなく大人にも発症し、痛みの出た時期によって「少年期野球肘」と「成人期野球肘」の2つに分けられます。
「少年期野球肘」は骨端線(成長線)閉鎖前の成長途上の骨端線や骨軟骨の障害、「成人期野球肘」骨端線閉鎖後の骨、関節、靭帯の障害です。
また、障害の部位から図のとおり、内側型、外側型、後方型に分類されます。
肘の伸びや曲がりが悪くなる
激痛により肘を伸縮できなくなる
まれに手の小指側(尺側)にしびれや感覚障害が生じる
投球動作をした際に肘の内側に牽引力が加わり、筋肉や靭帯、神経が伸ばされ細かい損傷が生じます。
これを繰り返すことにより肘への負荷が過剰となることが原因です。
野球肘は、投球数の多さが要因になりますので、まずは安静にしましょう。
痛みや炎症を抑えるため、アイシングや痛み止めや湿布の処方などを行います。
また、身体の使い方やフォームがとても重要です。
リハビリにより、肘関節周囲もしくは肩、体幹といった部位の機能改善を行い、投球フォームの修正を行います。
上記治療のほかに、当院では肘の痛みに体外衝撃波治療を行っております。
怪我や痛みのある部分に体の外から衝撃波(音の振動)を当てることで血流を改善し、組織の修復を助ける効果が期待できます。
メスや注射は不要で、身体に負担をかけずに慢性的な痛みを緩和させることが可能です。
上記を一例とした効果があり、沈着していた石灰が粉砕・縮小化されることにより疼痛緩和、機能改善が得られます。
短時間で痛みを軽減したい方、手術をせずに痛みを軽減したい方におすすめです。
治療は、5日~1週間に1度を目安に行います。
副作用としては、治療部位に紅斑や腫れ、血腫、点状出血等が一時的に出現する場合がありますが、いずれも数時間~数日で軽快します。
体外衝撃波治療に関して、くわしくはこちらをご覧ください。