肩関節周囲炎(五十肩)とは、肩関節の周囲にある筋肉・腱・関節包などに炎症が起こり、肩の痛みや動かしにくさが生じる疾患です。
中高年に多く、一般的に「五十肩」「四十肩」とも呼ばれます。
石灰沈着性腱板炎とは、肩の腱板(肩関節を動かす腱)にリン酸カルシウムの結晶(石灰)が沈着し、強い炎症と痛みを引き起こす疾患です。
年齢とともに関節内の組織(特に関節包)が硬くなることによる炎症で関節の使用頻度が減少することで、関節の動きが制限されるようになります。
腱の血流低下や変性、代謝異常などが関与し、肩の腱板に石灰が蓄積することで引き起こされると考えられています。
寒い時期は肩が冷えないよう注意しましょう。
また、寝ている姿勢で痛みが強くなるときは、仰向けで布団と肩の間に隙間ができないようクッション等を入れます。
横向きで寝る場合は、痛みがある方を上にして、クッションを脇で挟むようにし、腕が安定しておけるようにします。
関節の柔軟性と強度を向上させるための可動域訓練や、痛み止め等により痛みを和らげる方法があります。
まずは1~2ヶ月、肩関節の動きを良くするために筋肉をほぐしたり筋力UPを行うリハビリを続けてみましょう。
上記治療のほかに、当院では肩関節の痛みに体外衝撃波治療を行っております。
怪我や痛みのある部分に体の外から衝撃波(音の振動)を当てることで血流を改善し、組織の修復を助ける効果が期待できます。
メスや注射は不要で、身体に負担をかけずに慢性的な痛みを緩和させることが可能です。
上記を一例とした効果があり、沈着していた石灰が粉砕・縮小化されることにより疼痛緩和、機能改善が得られます。
短時間で痛みを軽減したい方、手術をせずに痛みを軽減したい方におすすめです。
治療は、5日~1週間に1度を目安に行います。
副作用としては、治療部位に紅斑や腫れ、血腫、点状出血等が一時的に出現する場合がありますが、いずれも数時間~数日で軽快します。
体外衝撃波治療に関して、くわしくはこちらをご覧ください。